Rindoku_ 〜輪読で聴くオーディオブック〜

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されば、今また、わしのしていた事も悪い事とは思わぬぞよ。

琴詠ニア

これとてもやはりせねば、饑死をするじゃて、仕方がなくする事じゃわいの。

春日部つむぎ

じゃて、その仕方がない事を、よく知っていたこの女は、大方わしのする事も大目に見てくれるであろ。」

四国めたん

 老婆は、大体こんな意味の事を云った。

†聖騎士 紅桜†

 下人は、太刀を鞘におさめて、その太刀の柄を左の手でおさえながら、冷然として、この話を聞いていた。

雀松朱司

勿論、右の手では、赤く頬に膿を持った大きな面皰を気にしながら、聞いているのである。

ちび式じい

しかし、これを聞いている中に、下人の心には、ある勇気が生まれて来た。

玄野武宏

それは、さっき門の下で、この男には欠けていた勇気である。

玄野武宏

そうして、またさっきこの門の上へ上って、この老婆を捕えた時の勇気とは、全然、反対な方向に動こうとする勇気である。

九州そら

下人は、饑死をするか盗人になるかに、迷わなかったばかりではない。

九州そら

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